
トコナ
泣くことは、弱さじゃない。それは、もう逃げなくていいと心が理解した合図だ。
トコナは語らない。でも、見ていた。
誰かが過去を抱えたまま、前に進む瞬間を。
カルーアの甘さと苦さは、人生そのものだと思う。
混ざり合ったとき、ようやく“自分の味”になる。
BARコトリノネ トコナの深夜ラボノート 第1話|氷が溶ける夜のメッセージ
BARコトリノネ トコナの深夜ラボノート【第2話】雨粒が窓を叩く夜 ― 雨は心のメトロノーム
トコナは、語らない。
問いかけもしない。
ただ、そこにいて、すべてを見てきた。
この夜、彼が見たのは事件ではなかった。
過去を否定する涙でも、後悔の涙でもない。
受け入れたあとに、自然にこぼれた“最初の涙”だった。
カルーアの甘さと苦さは、人生に似ている。
どちらか一方では、成り立たない。
BAR コトリノネの物語はここで終わる。
だが、心の旅は、静かに続いていく。




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