
ファミレスでよく見る「ハンバーグ900円」。
ランチとしては手頃な価格ですが、「これって原価いくらなんだろう?」と思ったことはないでしょうか。
肉を使っているため原価が高そうに見えますが、実際の食材コストは想像より低いと言われています。
しかし、それでも飲食店が大きく儲かるわけではありません。
ファミレスはラーメン店や牛丼チェーンとは違い、「長時間滞在」が前提のビジネスです。
そのため、回転率だけではなく、別の仕組みで利益を作っています。
この記事では、ハンバーグ900円の原価はいくらなのか、原価率や利益構造、そしてファミレスのビジネスモデルをわかりやすく解説します。
外食の価格の裏側が見えてくる内容です。
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第1章|ハンバーグの原価率
結論:ハンバーグの原価率は約25〜35%
ハンバーグ900円の場合、食材原価は次の通りです。
900円 × 30% = 約270円
つまりハンバーグ1皿の食材原価は
約250〜320円
程度と言われています。
飲食業界の原価率の目安は以下の通りです。
| 業種 | 原価率 |
|---|---|
| ファミレス | 25〜35% |
| ラーメン店 | 25〜35% |
| カフェ | 20〜30% |
ファミレスはメニューが多く、原価率のバランスを取りながら運営されています。
コラム|ハンバーグの食材別の原価

ファミレスのハンバーグはシンプルに見えて、実は複数の材料で構成されています。ここでは1皿あたりの具体的な原価イメージを詳しく見ていきます。
■ メイン食材(ハンバーグ本体)
牛豚合挽き肉(120〜150g)
約120〜180円
ファミレスではコストを抑えるため、牛100%ではなく
牛+豚の合挽き肉が使われることが一般的です。
また、冷凍加工された業務用パティを使用することで、仕込みコストも削減されています。
■ つなぎ(食感とコスト調整)
玉ねぎ
約10〜20円
パン粉
約5〜10円
卵
約10〜15円
牛乳
約5〜10円
これらは
・肉の量を調整
・食感を柔らかくする
・コストを抑える
という役割があります。
👉実はここが原価をコントロールする重要ポイントです。
■ ソース(意外と重要)
デミグラスソース
約20〜40円
ファミレスでは
・業務用ソース
・自社工場で製造
などによりコストを抑えています。
ただし味の満足度を左右するため、完全に安くはできない部分でもあります。
■ 付け合わせ
ポテト
約20〜30円
コーン
約10〜20円
インゲン・ブロッコリー
約10〜20円
見た目の満足感を出しつつ、比較的低コストで構成されています。
■ 合計(食材原価まとめ)
| 項目 | 原価 |
|---|---|
| 合挽き肉 | 120〜180円 |
| つなぎ | 30〜50円 |
| ソース | 20〜40円 |
| 付け合わせ | 40〜70円 |
👉合計
約250〜320円
■ ポイント
・肉だけで原価の約50〜60%を占める
・つなぎでコストと食感を調整している
・付け合わせは低コストで満足度を上げる設計
つまりハンバーグは
👉「肉+調整+演出」でできている料理
なんです。
第2章|ハンバーグの原価の内訳
食材原価
例:ハンバーグ900円
| 食材 | 原価目安 |
|---|---|
| 牛豚合挽き肉 | 150〜200円 |
| 玉ねぎ・パン粉・卵 | 30〜50円 |
| ソース | 20〜30円 |
| 付け合わせ(野菜・ポテト) | 40〜60円 |
合計
約250〜320円
肉が原価の大半を占めています。
人件費
ファミレスは接客スタッフが多いため、人件費が高くなります。
目安
売上の30〜40%
900円なら
約270〜360円
になります。
家賃
広い店舗が多いため家賃も大きなコストです。
目安
売上の10〜15%
光熱費
厨房設備や空調のためのコストも必要です。
目安
売上の5〜10%
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第3章|なぜこの価格で成立するのか
ファミレスの最大の特徴は
滞在時間が長い
ことです。
平均滞在時間
約1〜2時間
これはラーメン店や牛丼店と比べるとかなり長いです。
そのためファミレスは
回転率ではなく客単価で稼ぐ
ビジネスです。
例えば
ハンバーグ900円
+ドリンクバー300円
合計1200円
となります。
さらに
・デザート
・追加注文
が増えることで利益が伸びます。
また最近では
・クレジットカード
・QR決済
・電子マネー
などキャッシュレス決済が増え、客単価が上がる傾向もあります。
第4章|利益率が高い商品・低い商品
利益率が高い商品
ドリンクバー
原価率
10〜15%
と言われています。
コーヒーやジュースは原価が低く、ファミレスの重要な利益源です。
デザート
・ケーキ
・パフェ
なども利益率が高い商品です。
利益率が低い商品
ハンバーグなどの主力メニュー
これらは
集客商品
としての役割があります。
コラム|ドリンクバーはなぜ儲かる?ファミレス最大の利益装置

ファミレスに行くとつい頼んでしまう「ドリンクバー」。
価格は300円前後と手頃ですが、実はこのドリンクバーはファミレスの中でもトップクラスの利益商品と言われています。
■ ドリンクバーの原価はどれくらい?
ドリンクバーの原価は
約30〜50円程度
と言われています。
原価率にすると
約10〜15%
です。
例えば300円の場合
300円 − 原価40円 = 約260円
となり、かなり高い利益率になります。
■ なぜこんなに原価が低いのか?
理由はシンプルです。
・コーヒー → 1杯あたり数円〜10円程度
・ジュース → 原液を薄めるだけ
・お茶 → ほぼ水+茶葉
つまり
👉ほとんどが水ベース
だからです。
■ ファミレスの利益はここで作られる
ハンバーグなどの主力メニューは
・原価が高い
・利益率はそこまで高くない
一方ドリンクバーは
・原価が低い
・利益率が高い
このバランスで
👉全体の利益を調整している
のがファミレスの特徴です。
■ 長時間滞在との相性が抜群
ドリンクバーは
・おかわり自由
・長時間滞在OK
という仕組みです。
これにより
・追加注文を促す
・滞在価値を高める
・満足度を上げる
という効果があります。
■ 実は戦略商品
ドリンクバーは単なるサービスではなく
👉客単価を上げるための設計商品
です。
ハンバーグ900円
+ドリンクバー300円
=1200円
この「+300円」が利益のカギになります。
■ まとめ(ポイント)
・原価は約30〜50円
・原価率は約10〜15%
・ファミレスの利益の柱
つまりドリンクバーは
👉「利益を作るための装置」
なんです。
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第5章|ファミレスの戦略
セット販売
例
ハンバーグ+ライス+ドリンクバー
客単価を上げる仕組みです。
長時間滞在戦略
居心地の良さを重視し
・Wi-Fi
・電源
などを用意している店舗もあります。
メニューのバランス
高利益商品と低利益商品を組み合わせることで、全体として利益を確保しています。
FAQ
ハンバーグの原価はいくらですか?
900円の場合、約250〜320円程度と言われています。
ファミレスは儲かるのですか?
利益は出ますが、人件費や家賃が高く、簡単なビジネスではありません。
一番儲かる商品は何ですか?
ドリンクバーやデザートが利益率の高い商品です。
なぜハンバーグはこの価格で提供できるのですか?
大量仕入れと効率的な調理によりコストを抑えています。
ファミレスの利益率はどれくらいですか?
最終的な営業利益は5〜10%程度と言われています。
自炊とどちらが安いですか?
材料費だけなら自炊が安いですが、時間や設備コストを考えると外食にも価値があります。
まとめ

ファミレスのハンバーグ900円の原価は、おおよそ250〜320円程度です。
しかし実際の価格には、人件費や家賃、サービスなど多くのコストが含まれています。
ファミレスは回転率ではなく、客単価や長時間滞在によって利益を生み出すビジネスです。
ドリンクバーやデザートなどの高利益商品と組み合わせることで、全体として利益を確保しています。
普段何気なく利用しているファミレスも、価格の裏側を知ることで見え方が変わります。
そこには緻密に計算されたビジネスモデルが隠されているのです。




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