
マクドナルドのポテトLサイズ。
価格はだいたい350〜380円前後。クーポンで安くなることもありますが、通常価格でもよく売れています。
でもここで一度は思ったことがあるはずです。
「これ、原価めちゃくちゃ安いんじゃない?」
じゃがいもを切って揚げているだけに見えるポテト。
それなのにセットでも単品でも必ず選ばれる。しかもサイズアップもされやすい。
実はこれ、ファストフードビジネスの中でも**かなり完成度の高い“利益商品”**です。
この記事では、マクドナルドのポテトLの原価はいくらなのか、なぜここまで売れるのか、そしてどこで利益を作っているのかを、面白く、詳しく、納得できる形で解説します。
読み終わる頃には、「ポテトを見る目」が確実に変わります。
第1章|ポテトLの原価率
結論:ポテトLの原価率は約15〜25%が目安です。
ポテトL(約380円)で考えると、原価はおおよそ
約60〜100円程度
で収まることが多いです。
この時点でかなり優秀です。
なぜなら、外食の平均原価率は
| 業態 | 原価率 |
|---|---|
| ファストフード | 25〜35% |
| ラーメン | 25〜35% |
| 居酒屋 | 30〜40% |
となるため、ポテトは
👉かなり利益率が高い商品
という位置になります。
ただし、ここで重要なのは
「じゃがいもが安いから儲かる」
だけではありません。
実際には
👉加工・物流・オペレーション
👉そして“売れ方”
これがセットで成立しています。
第2章|ポテトの原価の内訳
ポテトLの原価を分解すると、シンプルだけど奥が深いです。
じゃがいも(原材料)
ポテトの主原料は当然じゃがいもです。
マクドナルドは専用品種(ラセット系)を使い、大量契約で仕入れています。
1食分の原価は
約30〜50円
程度が目安です。
👉ここが一番安い部分
ただし重要なのは
👉サイズが大きく見えるが実重量は調整されている
という点です。
油(フライ用)
ポテトは油で揚げるため、油コストも発生します。
ただし油は使い回し&管理されるため、1食あたりでは
約10〜20円
程度に収まります。
👉見た目ほどコストは重くない
包装資材
・紙容器
・袋
・ナプキン
これらのコストで
約5〜10円
程度です。
人件費・オペレーション
ポテトは
・揚げる
・塩を振る
・入れる
だけです。
しかも
👉マニュアル化&機械化されている
ため、1食あたりでは
約10〜15円程度
に収まります。
物流・冷凍管理
ポテトは
・工場でカット
・冷凍状態で配送
されます。
この物流コストも含めると
約10〜20円程度
が目安です。
合計
| 項目 | 原価 |
|---|---|
| じゃがいも | 30〜50円 |
| 油 | 10〜20円 |
| 包装 | 5〜10円 |
| 人件費 | 10〜15円 |
| 物流 | 10〜20円 |
👉合計:約60〜100円
第3章|なぜポテトは儲かるのか
結論:ポテトは“単体商品”ではなく“客単価を上げる装置”だからです。
セットで必ず選ばれる
ポテトは単品よりも
👉セットで売れる
ことが多いです。
つまり
・バーガー
・ポテト
・ドリンク
という構成で
👉売上が一気に伸びる
サイズアップ戦略
ポテトは
・S → M → L
とサイズがあります。
ここで重要なのは
👉Lにしても原価はそこまで増えない
という点です。
でも価格はしっかり上がる。
👉つまりサイズアップは利益増
食べやすく止まらない
ポテトは
・塩味
・油
・食感
で
👉止まらなくなる設計
です。
つまり
👉満足度が高い=リピートされる
キャッシュレスで追加しやすい
現代は
・クレジットカード
・電子マネー
・QR決済
が主流です。
これにより
👉「まあLにするか」が起きやすい
ポテトは
👉追加注文のハードルが低い商品
です。
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🔥 コラム①|ポテトS・M・Lの利益構造の真相
マクドナルドのポテトには
S・M・Lの3サイズがあります。
でもこれ、単なる量の違いではありません。
👉利益設計そのものです。
■ 結論:Lサイズが一番儲かる設計
ポテトはサイズが大きくなっても
👉原価はそこまで増えません
しかし価格はしっかり上がる。
つまり
👉サイズが大きいほど利益が増える構造
になっています。
■ サイズ別の原価と価格(目安)

| サイズ | 価格 | 原価 | 原価率 | 利益 |
|---|---|---|---|---|
| S | 180円 | 40〜60円 | 25〜30% | 少なめ |
| M | 280円 | 50〜80円 | 20〜30% | 中 |
| L | 380円 | 60〜100円 | 15〜25% | 最大 |
■ なぜLが一番儲かるのか?
① 量が増えてもコストは比例しない
ポテトは
・じゃがいも
・油
・オペレーション
で構成されています。
しかし
👉揚げる手間はほぼ同じ
つまり
👉量だけ増えてコストは少ししか増えない
② 容器と手間はほぼ同じ
SでもLでも
・作業時間
・提供工程
はほぼ変わりません。
👉ここが利益を押し上げる
③ 「あと100円でL」が強すぎる
ここが最大のポイント。
・M → L 差額 約100円
・量は体感1.5倍以上
👉めちゃくちゃお得に見える
結果
👉Lが選ばれやすい
④ キャッシュレスで判断がゆるむ
・クレジットカード
・電子マネー
の普及で
👉「100円くらいならいいか」
が起きやすい。
■ 店側の本音
店からすると
👉Lを選んでほしい
理由はシンプル
👉一番利益が出るから
■ よくある行動パターン
・最初はMのつもり
・「+100円ならLでいいか」
・結果 → 利益最大
👉完全に設計通り
■ コラム①まとめ
ポテトのサイズは
・S → 入り口
・M → 基準
・L → 利益最大
という構造になっています。
つまりこれは
👉単なるサイズ違いではなく
👉**“利益を最大化するための誘導設計”**
なんです。
🔥 コラム②|なぜ人はポテトを注文してしまうのか?
マクドナルドに行くと、ほぼ無意識にポテトを選んでいませんか?
「バーガーだけでいいかな」と思っていても、気づけばセットにしている。これ、実はかなり計算された行動です。

■ 結論:ポテトは“欲しくなるように設計された商品”
ポテトは偶然売れているのではありません。
👉人がつい注文してしまう仕組みが作られています。
■ 理由① セットで“選択肢を奪っている”
メニューを見ると
・単品
・セット
の2択になっています。
そしてセットは
👉「ポテト+ドリンク前提」
つまり
👉ポテトを選ばない選択肢が弱い
構造になっています。
■ 理由② 「単品よりお得」に見える
例えば
・バーガー単品
・ポテト単品
・ドリンク単品
で買うより
👉セットの方が安く見える
この“お得感”が
👉思考を止める
■ 理由③ 塩・油・食感の中毒性
ポテトは
・塩味
・油
・サクサク食感
の組み合わせで
👉脳が「もっと食べたい」と感じる設計
です。
これはスナック菓子と同じ構造。
■ 理由④ 匂いが強烈な誘導になる
店内の
👉揚げたてポテトの匂い
これは広告です。
視覚よりも強いのが嗅覚。
👉「食べたい」を直接刺激する
■ 理由⑤ “ちょうどいい価格”
ポテトL 380円
・高すぎない
・安すぎない
👉「まあいいか」が出る価格
これが重要。
■ 理由⑥ キャッシュレスで判断がゆるむ
今は
・クレジットカード
・電子マネー
・QR決済
が当たり前です。
👉現金より判断が甘くなる
結果
👉「つい追加」が起きる
■ コラム②まとめ
ポテトが売れる理由は
・セット設計
・お得感
・味の中毒性
・匂い
・価格
・決済環境
すべてが組み合わさった結果です。
つまりポテトは
👉「ただのサイドメニュー」ではなく
👉“注文させるために設計された商品”
なんです。
第4章|利益率が高い商品・低い商品
■ 利益率が低い
・ハンバーガー本体
・期間限定商品
・高単価バーガー
👉集客商品
■ 利益率が高い
・ポテト
・ドリンク
・デザート
👉利益商品
■ 比較
| 商品 | 役割 | 利益 |
|---|---|---|
| バーガー | 集客 | 低〜中 |
| ポテト | 利益 | 高 |
| ドリンク | 利益 | 最強 |
第5章|マクドナルドの戦略
セット価格で錯覚させる
単品より
👉セットがお得に見える
→ポテトが必ず売れる
匂いと視覚で誘導
揚げたてポテトの匂い
👉これが最強の広告
回転率の高さ
ポテトは
・提供が早い
・回転が速い
👉低単価でも売上が積み上がる
コラム③|人気サイドメニューと原価の関係
・ポテト → 利益
・ナゲット → バランス
・アップルパイ →高利益
👉サイドメニューで利益を作る構造
「今回のように“価格の裏側”を知ると、日常の見え方が変わります。
他にもさまざまな商品の原価を解説していますので、気になるものからチェックしてみてください。」
FAQ(詳細版)
Q1 マクドナルドのポテトLの原価はいくらですか?
一般的には約60〜100円程度が目安です。じゃがいも、油、包装、物流、人件費などを含めた総合的な原価で、この範囲に収まることが多いと考えられます。
Q2 なぜポテトはこんなに利益が出るのですか?
原材料が比較的安く、調理工程もシンプルで、さらにセット販売で必ず注文されやすいからです。単品よりも客単価を引き上げる役割が大きい商品です。
Q3 ポテトとハンバーガーはどちらが儲かりますか?
一般的にはポテトの方が利益率が高いです。ハンバーガーは具材や調理工程が多くコストが高くなりやすい一方、ポテトは構造がシンプルで利益を出しやすいです。
Q4 ポテトの一番コストがかかる部分はどこですか?
じゃがいもと物流コストです。特に冷凍状態での大量輸送や品質管理が必要なため、単純な食材コストだけではなく、流通面も重要なコスト要素になります。
Q5 なぜポテトはあの価格で売れるのですか?
価格だけでなく、セット販売・サイズアップ・食べやすさが組み合わさっているためです。単品価格以上に“つい買ってしまう設計”がされています。
Q6 サイズアップ(Lサイズ)は店にとって得ですか?
はい、かなり得です。量が増えても原価の増加はそこまで大きくないため、価格差分がそのまま利益になりやすい構造になっています。
Q7 ポテトは自宅で作る方が安いですか?
材料費だけで見れば自宅の方が安く作れます。ただし、下処理、揚げる手間、油の処理、時間などを考えると、外食の利便性には十分な価値があります。
Q8 なぜポテトはあんなにクセになるのですか?
塩味・油・食感のバランスが絶妙に設計されているためです。さらに揚げたての香りも加わり、止まらなくなる味の構造になっています。
Q9 ポテトはマクドナルドの中で重要な商品ですか?
非常に重要です。ポテトは利益商品かつセットの中核であり、売上・利益の両方に大きく貢献しています。
Q10 ポテトは単体で儲かる商品ですか?
単体でも利益は出ますが、本当の強さはセットや追加注文での売上拡張にあります。ポテト単体ではなく、全体の売上構造の中で価値を発揮する商品です。
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まとめ

マクドナルドのポテトLの原価は約60〜100円。一見シンプルな商品ですが、実際には
・低原価
・セット誘導
・サイズ戦略
・回転率
が組み合わさった
👉超完成された利益モデルです。
つまりポテトは
👉ただのサイドメニューではなく
👉“売上と利益を支える主役の一つ”
なんです。




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